徳間文庫

臣女

吉村萬壱/著


発売日:2016年09月02日
ISBN:978-4-19-894149-9
判型/仕様:文庫判
定価:本体650円+税

 内容紹介

夫の浮気を知った妻は身体が巨大化していった。絶望感と罪悪感に苛まれながら、夫は異形のものと化していく妻を世間の目から隠して懸命に介護する。しかし、大量の食料を必要とし、大量の排泄を続ける妻の存在はいつしか隠しきれなくなり、夫はひとつの決断を迫られることに——。恋愛小説に風穴を空ける作品との評を得、満票にて第22回島清恋愛文学賞を受賞した怪作が待望の文庫化!――解説小池真理子

 著者プロフィール

吉村萬壱
1961年愛媛県生まれ。京都教育大学卒業。東京都、大阪府の高校教諭・支援学校教諭を勤めた後専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、03年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞、本作「臣女」にて、第22回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『バースト・ゾーン――爆裂地区』『ヤイトスエッド』『独居45』『ボラード病』『虚ろまんてぃっく』など。

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